伝統技術を受け継いでいくために

伝統技術を受け継ぐことは、現代において困難なものとして認識されるようになりました。それは何も海外生産・機械化による大量生産が主流になったことだけで片付けるわけにはいかず、後継者を育成する環境がとても少なくなってしまったことが大きな原因であるように思えます。東山堂は、その伝統技術を受け継いでいってもらいたいと考えて行動に移してきました。その結果、京都の店舗から岩手の久慈工場までを含め50名を超える製造職人が集い日々精進しており、日本のものづくり文化を受け継いでいます。彼らは肩書にこだわらず、物を作り出す仕事が単純に好きであるのです。そんな彼らだからこそ生み出すものは素晴らしい。伝統技術を受け継ぐというのは「物を作るのが好き」という気持ちも受け継いでいくことなのかもしれません。わたしたちはその気持ちも大事にしていかねばならないと心から考えています。

職人が近くにいるという安定感

いつでも職人がいる。プロフェッショナルがいるという安定感は、どのジャンルの店においても一緒ではないでしょうか。武道具の購入はどれも安いとは言えません。そして、高価になればなるほど不安な点や心配な点をはっきりしておきたくなるのは購入する側からみれば当然の気持ちです。東山堂では、その気持ちに応えるべく、専門知識の豊富な職人が常駐しています。この安定感は、店舗に足を運んでいただいているお客様も多く、なかなか他では味わえないものではないでしょうか。

ものづくりを伝える

東山堂を代表する剣道具師といえば田原博文氏です。剣道日本をはじめとするメディアでも紹介される氏は、職人だけでなく、剣道家の方々も憧れる作品を作り出されます。東山堂では一部の店舗とオンラインショップだけで、田原氏の監修した作品を取り扱っており、とても人気が高いものとなっています。守るべき伝統を真摯に学び、破られる概念にとらわれることなく、離れるべき法則と創意に工夫を与え、武道の普及と発展のために貢献するという基本理念のもとに氏の作品は製作されています。そんな氏の精神や技が後進の職人にも受け継がれていくように東山堂は環境の整備に取り組んでいます。

受け継がれる系譜

師弟である以上は、ものづくりの精神、そして技術を受け継いでいくことになります。氏の弟子が工房で製作を続けています。そしてその彼もまたいずれは名工になっていくと思います。技術の継承、その系譜が邪魔されることなく脈々と受け継がれていくことを東山堂は望んでいます。わたくしたち東山堂はそうすることで武道具界の発展に繋がると信じているのです。

専門の職人がいることの強さ

専門の職人が、あなたの疑問やご希望に応えます。そして逆にそのことが職人を成長させているのです。京都の西陣本店、京都工場、岩手県の久慈工場でなされる剣道防具・武道衣全般の製造は品質を高く保つよう工夫がなされています。

製品を愛してもらうために

製品に愛着をもって使ってもらいたい。それがわたしたち東山堂の願いです。そのために各店舗やアフターサービスセンターをはじめとした場所で専門の職人が修理・メンテナンスを行っています。そこで大事に使ってもらえていることが再確認できれば、またそれも「ものづくり」をしてきた甲斐があったと嬉しく思えてくるのです。